不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2023/11/10

完工高の増加等で増収増益/長谷工24年3月期2Q

 (株)長谷工コーポレーションは10日、2024年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(23年4月1日~9月30日)は、売上高5,230億600万円(前年同期比17.1%増)、営業利益432億7,600万円(同14.8%増)、経常利益432億6,000万円(同18.3%増)、当期純利益287億300万円(同16.0%増)。増収増益となった。

 主力の建設関連事業における完成工事高は、主に単体での施工量の増加により2,619億円(同1.1%増)と微増で推移。完成工事総利益は、単体の利益率が資材・労務価格情報の影響を受け低下したが、完成工事高の増加で補い396億円(同1.0%増)の微増となった。完成工事総利益率は15.1%(同2.0ポイント減)。賃貸物件等5件を含む計35件を完成させた。これらの結果、セグメント売上高は3,824億円(同16.1%増)、営業利益は314億円(同1.4%減)。

 期末の受注高は2,036億円(同25.3%増)と、上期予想を上回り順調に進捗。分譲マンション新築工事の受注は、首都圏で200戸以上の大規模物件3件を含む28件、近畿圏・東海圏で大規模物件2件を含む10件で、合計38件。そのほか、賃貸住宅等5件を受注した。

 不動産関連事業では、分譲マンションの新規引き渡し、およびその他の不動産取引量が増加したことにより、セグメント売上高568億円(同28.6%増)、営業利益102億円(同39.0%増)を計上した。サービス関連事業については、新築マンションの販売受託における引渡戸数、修繕工事の施工量、リノベーション事業の販売戸数等が増加。セグメント売上高は1,264億円(同22.5%増)、営業利益は72億円(同58.0%増)の増収増益となった。

 通期は、受注高5,000億円、売上高1兆800億円、営業利益880億円、経常利益830億円、当期純利益555億円を見込む。

 同社取締役副社長執行役員の楢岡祥之氏は、「マンション用地取得は、他用途との競争等も含め難易度が増しており、再開発や建て替えがより重要になってくる。老朽化した団地の建て替えは特に重要なファクターとして、今後も着実に取り組んでいく」などと話した。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。