(株)髙島屋の連結子会社である東神開発(株)は、「立川髙島屋S.C.」(東京都立川市)を14日にリニューアルオープンする。それに先立ち13日、メディア向けに内覧会を開催した。
同施設は、JR「立川」駅より徒歩3分に立地。地上10階地下1階建て。地域住民の生活に根付いた「暮らしの場」をコンセプトに、一部フロアを刷新。デイリーユースに適した専門店やエンターテインメント施設、コミュニティ施設など、さまざまな新規コンテンツを導入した。
地下1階には、「立川」駅前エリア最大級のディスカウント・スーパーマーケット「オーケー 立川髙島屋S.C.店」をはじめ、地元農家・生産者の野菜や弁当、総菜、パン等を販売する「わくわく広場」など、毎日の「食」を充実させる全8店舗を誘致した。
3階には、(株)バンダイナムコアミューズメントによる体験型エンターテインメントフロアがオープン。地域最大級のクレーンゲームを展開する「namco」、ガシャポン専門店「ガシャポンのデパート」、西東京エリア初出店の「一番くじ公式ショップ」等を揃え、ファミリー層を中心に幅広い世代に訴求する。
10階屋上には、地域活性化に資する施設として、フリースペース「oniwa」と貸し農園「シェア畑garden」を開設。「oniwa」は、子供が走り回っても安全なゴムチップ製の床や、自由に描ける黒板、多摩産材の木製遊具等を配置したスペース。イベントステージではアート関連のイベント等を開催する予定。
(株)アグリメディアが提供する「シェア畑garden」には、特製大型プランター約100区画を用意。各区画で年間10~15種類の野菜・果物が栽培でき、初心者でも本格的な野菜作りを楽しめる。収穫時期には子供向けの収穫イベント等も行なう計画。1区画当たりの利用料は月額9,900円。
併せて、多摩モノレール下の「サンサンロード」に面する西側入口には、シーティングスペースなど誰でも利用可能な滞在空間を創出。「立川」駅北口エリアの活性化に取り組む任意団体「たちきたエリアマネジメント」をはじめ、周辺施設・企業・行政等と連携し、エリアイベントの開催などにも取り組んでいく。