野村不動産(株)は19日、フィリピン・マンダルヨン市とカビテ州において、住宅・宅地の分譲販売を開始した。
同社は22年3月、フィリピンの大手ディベロッパーFederal Land, Inc.と共に合弁会社Federal Land NRE Global Inc.(以下、「FNG」)を設立。初弾案件として、フィリピン国内で4エリアの開発用地(総面積約250ha)を組み入れた。現在、マンダルヨン市で住宅開発プロジェクト「SORA Tower at the Observatory」(総戸数650戸)を、カビテ州で宅地分譲プロジェクト「YUME at Riverpark」(総区画数約300戸)をそれぞれ推進している。
「SORA Tower at the Observatory」は、マンダルヨンエリアにおいて、最高48階・合計8棟の住宅とオフィス1棟、低層商業施設等を開発する「マルダンヨンプロジェクト」の初弾物件。今後開発を予定する7棟の住宅に比べ、街区入口から最も近い場所に立地。延床面積は約4万5,000平方メートル。住戸は南向きが中心で、スタジオタイプ(28平方メートル)から3ベッドルーム(148平方メートル)まで揃え、多様なライフスタイルに対応する。共用部には、コワーキングスペースやカラオケスペース等を設置する計画。竣工・引き渡しは2030年の予定。
「YUME at Riverpark」は、カビテ州イムス市およびジェネラル・トリアス市の土地約230haで推進する、大型タウンシップ開発の一環。敷地面積は約18ha。区画面積は300~527平方メートル。敷地内には約1.3haのセントラルパークや、大庇を備えた日本様式のクラブハウスなどを設置する計画。26年より順次引き渡しを予定している。