プロロジスは28日、「プロロジスパーク盛岡」(岩手県紫波郡)が竣工したと発表した。
東北エリア最大のマルチテナント型物流施設で、岩手県内では同社初の開発となる。災害への備えや、「2024年問題」への対応として、東北エリアでも拠点分散化ニーズが増加。北東北への中間在庫拠点としてのニーズが伸長すると見て、盛岡に進出した。
東北縦貫自動車道「盛岡南IC」から約4.7km、県道13号から約1.5kmに立地。敷地面積約7万3,700平方メートル。鉄骨造地上3階建て、延床面積約9万9,500平方メートル。上り・下りそれぞれ専用のスロープを設け、各階のトラックバースに大型トレーラーがアクセス可能。ワンフロアの最大賃貸面積は約1万9,000平方メートル、最小面積は約5,000平方メートルからで、最大12企業の入居が可能。
カフェテリアには無人コンビニを併設。防災、BCPの観点から緊急地震速報システム、災害用無線機、非常用発電機、かまどベンチなどを備えるほか、環境負荷を軽減するセンサー付きLED照明を採用。屋根に太陽光発電も設置した。
すでに賃貸面積の約20%で、日本通運(株)の入居が決定している。