
(一社)不動産流通プロフェッショナル協会(FRP)は14日、セミナー「未来講座 デジタル化で切り拓く近未来!=全ての不動産流通プレイヤー必見=」を開催した。
冒頭、同協会代表理事の真鍋茂彦氏は「これから、業界やプレイヤーがどのように仕事を増やしていくのか。そのための情報や知見、スキルを得るために『末来講座』を開催することにした。今回が1回目の開催となる。是非業務に役立ててほしい」と話した。
講演では、不動産に特化した電子契約サービスなどを提供する(株)GOGEN代表取締役の和田浩明氏が「不動産DXの必要性」をテーマに、不動産業界におけるDX化の現状や、ChatGPT、生成AIの基礎を説明。日程調整ツール等の活用や、配信したメール等の開封状況を追跡する「メールトラッキングツール」を営業で活用する方法等も紹介した。「なんとなくDXに取り組まなければ…と考えている経営者の方が多いと思うが、まずは自社が発展するために“本質”に向き合うことが大切。顧客や従業員に選ばれるためにデジタルを最適に使えているか? というところから始めてほしい」と話した。
後半では、(株)ニッセイ基礎研究所主任研究員の佐久間 誠氏が「簡単に手に入るデータで市場を読む」をテーマに講演した。
同協会は(公財)不動産流通センターが取り組んでいる「公認 不動産コンサルティングマスター」と「宅建マイスター」の有資格者を会員とした団体。不動産流通業界をさらに発展させることを目的として活動している。
