不動産ニュース / ハウジング

2024/1/9

都心部向けミニマムサイズの防災配慮型賃貸/大東建託

「ぼ・く・ラボ賃貸 DOMO」外観イメージ

 大東建託(株)は5日、都市部向け防災配慮型住宅「ぼ・く・ラボ賃貸 DOMO(ドーモ)」の販売を開始した。

 同社は、防災プロジェクト「防災と暮らし研究室『ぼ・く・ラボ』」の取り組みの一環として、日常生活が非常時の備えにもなる「フェーズフリー」な賃貸住宅の開発に取り組んでいる。これまで「ぼ・く・ラボ賃貸 niimo(ニーモ)」、「ぼ・く・ラボ賃貸 yell(エール)」とリリースしてきており、「ぼ・く・ラボ賃貸 DOMO」は第3弾となる。

 気候変動による被害を防ぐために、温室効果ガスの排出量を省エネルギー化などにより減らす「緩和策」と、災害に備え現在および将来の気候変動に対処することで被害を軽減し備える「適応策」を取り入れた設計が特徴。木造ツーバイフォー工法2階建て。長屋住宅・南側玄関タイプで、間取りは1・2階が1K。ZEHオリエンテッド標準とする。

 らせん階段によりコンパクトな間取りを実現。横幅6.3m、奥行き5.4mのミニマムサイズのシングル層向け商品となっている。部屋の気積が小さく風通しも良いため、温熱環境負荷を軽減。太陽光パネル搭載に配慮して、南面を大きくした屋根形状とした。鉄製らせん階段の採用により、床上浸水時も2階入居者の退去不要で復旧工事が可能。また、アウトドアや災害時に役立つよう、インナーテラスやハンギングのアイテムも用意した。

 初年度は年間100棟の販売を目指す。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

都市防災

都市が被る自然災害(火災、震災、水災害、土砂災害など)を防止・軽減するための対応策。都市防災は、i)都市が置かれた自然条件、社会状況、空間構造などの固有性を基礎に構築・実施されること、ii)対応のレベ...

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。