不動産ニュース / 団体・グループ

2024/1/16

「有事に役立つ専門家に」/鑑定士協連が新年会

「能登半島地震の被災地支援活動にも全国の不動産鑑定士が取り組んでいく」などと挨拶した吉村会長

 (公社)日本不動産鑑定士協会連合会は16日、グランドアーク半蔵門(東京都千代田区)で新年賀詞交歓会を開き、会員のほか関連団体役員、衆参国会議員らが集まった。

 同連合会会長の吉村真行氏は「令和6年能登半島地震の一日も早い復旧・復興に向けて、われわれ不動産鑑定士もできる限り尽力していきたい。当協会は16年熊本地震において支援活動を行なった経験を生かし、頻発する災害に対応しており、住家被害状況調査をはじめとした被災地支援活動に、全国の不動産鑑定士が協力して取り組んでいる。能登半島地震においても精一杯努めていくつもりだ」などと挨拶。

 さらに、「会長となり5年目。不動産鑑定士の最大の強みである鑑定評価(アプレイザル)に加え、分析(アナリシス)、助言(アドバイザリー)を提供するという方針は、2011年に提言したものだが、今でも不動産鑑定士の『あるべき姿』だと確信している。不動産の価値判断ができる専門家・実務家として、有事の時こそ役に立つ専門家として、国民目線を持って取り組んでいかなくてはならない。これまで以上に社会的使命を果たせるよう、会務に尽力していきたい」などと述べた。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。