
(公社)日本不動産鑑定士協会連合会は16日、グランドアーク半蔵門(東京都千代田区)で新年賀詞交歓会を開き、会員のほか関連団体役員、衆参国会議員らが集まった。
同連合会会長の吉村真行氏は「令和6年能登半島地震の一日も早い復旧・復興に向けて、われわれ不動産鑑定士もできる限り尽力していきたい。当協会は16年熊本地震において支援活動を行なった経験を生かし、頻発する災害に対応しており、住家被害状況調査をはじめとした被災地支援活動に、全国の不動産鑑定士が協力して取り組んでいる。能登半島地震においても精一杯努めていくつもりだ」などと挨拶。
さらに、「会長となり5年目。不動産鑑定士の最大の強みである鑑定評価(アプレイザル)に加え、分析(アナリシス)、助言(アドバイザリー)を提供するという方針は、2011年に提言したものだが、今でも不動産鑑定士の『あるべき姿』だと確信している。不動産の価値判断ができる専門家・実務家として、有事の時こそ役に立つ専門家として、国民目線を持って取り組んでいかなくてはならない。これまで以上に社会的使命を果たせるよう、会務に尽力していきたい」などと述べた。