不動産ニュース / 開発・分譲

2024/2/7

ミサワ他、「三島」駅前の再開発を今春着工

「三島駅南口東街区A地区第一種市街地再開発事業」完成予想図

 ミサワホーム(株)らを参加組合員とする三島駅南口東街区A地区市街地再開発組合は6日、「三島駅南口東街区A地区第一種市街地再開発事業」(静岡県三島市)の解体・着工を前に安全祈願祭を執り行なった。

 同再開発事業は、1987年頃から事業検討を開始したが、バブル崩壊や東日本大震災の影響で何度も白紙に戻るなど困難な状況が続いたという。2012年に三島市が駅周辺のグランドデザインを策定し、駅周辺を拠点に位置付けた。その後18年の事業協力者の公募を経て、ミサワホームを代表企業とする「アスマチ三島プロジェクト共同事業体」が採択され、準備組合・三島市との間で事業協力者協定を締結した。
 20年に都市計画決定、22年の再開発組合の設立認可を経て、ミサワホームと東レ建設(株)、野村不動産(株)、三菱地所レジデンス(株)が参加組合員となった。各社が保留床を取得する予定。

 23年12月の静岡県知事による権利変換計画認可等を経て、解体工事に着手。4月に新築着工し、竣工は28年の予定。

 計画地はJR「三島」駅前で、施行区域面積は約1.2ha。隣地の事業用定期借地事業と一体的に開発し、「広域健康医療拠点・スマートウェルネスフロント」を整備する。住宅・商業施設・オフィス・ホテルに加え、医療や子育て支援施設等の導入も計画している。

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