不動産ニュース / 開発・分譲

2024/2/21

大阪都心のタワーマンションが竣工/東急不他

「ブランズタワー大阪本町」の外観と眺望のイメージ

 東急不動産(株)は21日、新築分譲マンション「ブランズタワー大阪本町」(大阪市中央区、総戸数300戸)の竣工を発表した。大和ハウス工業(株)、住友商事(株)、(株)コスモスイニシアとの共同事業で、すでに完売済み。

 同マンションは大阪メトロ「堺筋本町」駅徒歩3分、同「本町」駅徒歩4分の大阪都心部に立地。敷地面積は2,094.82平方メートル、建物は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上43階建て、延床面積は3万2,499.87平方メートル。

 共用部および外観のデザインには光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所を起用。外観は頭頂部のガラスウォールとアシンメトリーな中高層部のデザインなど、美観を追求。共用部においても天井高7mのグランドエントランスや2層吹き抜けのエントランスホールなど、意匠にこだわった。

 特徴は、共用施設の最上層への集約。「スカイラウンジ」や「ゲストスイート」、屋外空間「スカイテラス」などを最上層の共用部空間「アマ・テラス」に配置し、すべての居住者が大阪都心の眺望を楽しむことができるようにした。また、スカイラウンジ内には飲食店舗(カフェ&バー)を設け、アルコールを含むドリンクや軽食を提供。さらにWi-Fi環境も整えて在宅ワークにも対応した。

 また、ソフトサービスとして、東急不動産とパナソニック(株)が共同開発した冷凍・冷蔵宅配ボックスを日本で初めて採用したほか、(株)大丸松坂屋百貨店との連携によって居住者専用のシャトル便サービスや、百貨店で提供しているコンシェルジュサービスも提供していく。

 専有部は、リビングダイニングの天井高を5~39階で約2.7m、40・41階では約3m確保。角住戸ではワイドなコーナーサッシを採用しタワーマンションの眺望を存分に楽しめるように設えた。

 販売に際しては国内外から広く反響を集め、購入者は経営者・会社役員が約47%を占めた。購入目的は居住用・投資用・セカンドハウスと幅広く、いずれの理由においても資産価値を高く評価したユーザーが多かった。上層階のプレミアムフロアでは、最高販売価格3億2,000万円台で販売した住戸や、隣接した2戸を連結する区画合併での購入もあったという。販売開始から完売までの期間は24ヵ月。

 2月19日に一斉引き渡しを行なった。

共用部「スカイラウンジ」のイメージ
上層階住戸のモデルルーム

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