不動産ニュース / 開発・分譲

2024/2/21

福岡・天神の再開発に「エースホテル」/三菱地所

「(仮称)天神1-7計画」外観。赤の点線で囲われた部分に「エースホテル福岡」が出店する

 三菱地所(株)とエースグループインターナショナルは21日、再開発事業「(仮称)天神1-7計画」(福岡市中央区)への「エースホテル福岡」(総客室数192室)の出店について合意したと発表した。

 「(仮称)天神1-7計画」は、三菱地所初の単館商業ビルとして1989年から2021年まで営業していた「イムズ」跡地の再開発計画。約4,640平方メートルの敷地に、鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造地上21階地下4階建て、延床面積約7万3,960平方メートルの建物を新設する。なお、同計画地は再開発エリア「天神ビッグバン」内に位置する。

 エースホテルは、米国シアトル発のホテルブランドで、地域コミュニティの活性化や、カルチャー創出のための場づくりを行なう点などが特徴。「エースホテル福岡」は、アジア2施設目・九州初進出となるエースホテルブランドを冠したホテルとなる。地域に開かれた施設を目指し、宿泊者以外も利用できるラウンジ等を設置。アートや音楽などの文化的プログラムも展開する予定。

 三菱地所執行役社長の中島 篤氏は、「まちづくりを担う立場として、その土地を深く理解し、地域文化・コミュニティに寄り添うエースホテルの理念に強く共感している。イムズ跡地の開発にふさわしい、地域の発展に貢献できるホテルブランドであり、今後、同社とともに、地域に愛され、多くの方に足を運んでいただける拠点となるよう、本計画を推進する」などとコメントしている。

 建物は24年5月に着工し、26年12月に竣工する予定。同ホテル開業は、27年を見込む。

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お知らせ

2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。