不動産ニュース / IT・情報サービス

2024/2/26

ステージング画像生成技術を国際会議で発表

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は26日、国際会議において、グループ会社であるアットホームラボ(株)が研究・開発した画像生成AIを活用したホームステージング画像の生成技術に関する研究論文を発表したと公表した。

 2024年1月5~8日に開催された国際会議「ICCE2024(The 42nd IEEE International Conference on Consumer Electronics)」において発表したもの。画像生成AIである「Stable Diffusion」に、家具配置をしやすくする「ファインチューニングモデル」(家具配置LoCon)と、間取り保持をしやすくする「ネットワーク」(間取り保持ControlNet)を組み合わせ、部屋の間取りを保持した状態で家具配置が行なえるようにするという研究内容を論文にまとめた。

 ホームステージングの画像は、一般的には画像編集ソフトを用いて手作業で作成することが多く、作成には時間・コストがかかっていた。画像生成AIでホームステージングの画像を制作することも可能だが、部屋の間取りを無視した家具配置となる等の課題があった。上記研究は、それらの課題解決に寄与するもの。

 なお、同研究はアットホームラボと、東京大学大学院情報理工学系研究科・山崎俊彦教授との共同研究で、「画像生成AIを活用したホームステージング画像の生成技術」に関しては現在特許出願中。

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生成AI

新たなものを創り出すことができる人工知能。英語のGenerative Artificial Intelligence。

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「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。