森ビル(株)は11日、居住者や店舗従業員、ワーカーらで構成する六本木ヒルズ自治会との共催で、「六本木ヒルズ震災訓練」を実施した。
2003年以降毎年実施しており、今回で18回目となる。六本木ヒルズアリーナにおいて、六本木ヒルズ自治会員を中心に約900人が参加。参加者は心肺蘇生やAEDの使い方、火災時の煙体験、起震車、AR訓練といったプログラムを体験した。
同社災害対策室事務局・事務局長の細田 隆氏は「能登半島地震の発生から2ヵ月が過ぎたが、あらためて共助の重要性が浮き彫りになった。東京で想定されている首都直下地震も、発生すれば都市機能の復旧には時間を要する。当社も災害に強いまちづくりを目指してハード・ソフトの取り組みを行なっているが、『自助』『共助』の取り組みがあってこその復旧だと考えている」などとコメントした。