（株）東京カンテイは14日、2024年2月の三大都市圏の分譲マンション賃料月別推移を公表した。分譲マンションが賃貸された場合の募集賃料を1平方メートル当たりに換算して算出したもの。
首都圏の平均賃料は3,584円（前月比0.4％上昇）と小幅ながら4ヵ月連続で上昇した。都県別では、東京都が4,148円（同0.4％上昇）と再びプラスを示したことで、直近1年間での最高値を更新。また、神奈川県（2,651円、同3.8％上昇）や千葉県（2,121円、同3.9％上昇）では平均築年数が1年以上若返ったため、いずれも賃料水準が大幅に押し上がった。一方、埼玉県は築古事例の増加によって2,017円（同0.1％下落）とわずかながら3ヵ月連続で下落している。
近畿圏の平均賃料は2,202円（同1.8％上昇）と築浅事例の増加によって主要エリアが揃って上昇。5ヵ月ぶりに2,200円台を回復した。府県別にみると、大阪府は大阪市がけん引する形で2,497円（同2.0％上昇）と続伸。兵庫県は1,837円（同1.0％上昇）だった。
中部圏の平均賃料は1,971円（同1.8％上昇）。愛知県が2,029円（同2.1％上昇）といずれも上昇した。
