三井不動産レジデンシャル(株)は21日、首都圏の一部物件の住宅販売センターを対象に「日曜日定休」を本格導入することを発表した。
近年、同社では「営業イノベーション部」を中心として顧客が週末に販売センターに足を運ぶ従来の営業スタイルからの脱却と、デジタル技術を活用した新たな住宅販売手法について検討している。さらに、共働きの社員が増加し、「日曜日を自分や家族の時間に充てたい」といった声が増えてきたことから、多様な働き方に向けた環境づくりとして、2021年度から日曜定休のトライアルを開始。顧客満足度への影響を探ってきた。
トライアルの結果、平日や土曜日のオンライン商談やデジタル商談ツールの活用や、ユーザーの来場数がピークとなる第1期販売期間には日曜定休の実施時期から除外することなどで、顧客満足を維持できると判断。社員からの協調も得られたこともあり、日曜定休の本格導入に踏み切った。
24年度については、首都圏の分譲マンション・分譲戸建て7物件で日曜定休を採用するという。