不動産ニュース / その他

2024/4/1

不動産・住宅各社で入社式(不動産流通)

 不動産・住宅各社は3日、2023年度の入社式を執り行なった。各社の対応状況や社長挨拶の要旨については、以下の通り(順不同)。

◆住友不動産販売(株)
◆東急リバブル(株)
◆三菱地所リアルエステートサービス(株)
◆三井不動産リアルティ(株)
◆東京建物不動産販売(株)

◆住友不動産販売(株) 代表取締役社長 青木斗益氏

 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

 我が不動産流通市場は成長産業です。日本の住宅・不動産市場は長い間新築住宅が主役でしたが、現在、国は中古住宅の流通促進に力を入れており、今後更なる市場の拡大が期待されています。このような環境で、大いに活躍して頂きたいと思います。

 好きこそ物の上手なれ。という格言があります。新入社員の皆さんには、是非「お客様」と「不動産」を好きになって、仕事に取組んでほしいと思います。
 会社生活では様々な困難に直面しますが、お客様に満足頂ける仕事を成し得た充実感や、不動産そのものに対するプロとしての関心が、困難の克服や解決への支えとなり、成長の糧となります。そして皆さんの成長が、更なる会社の成長につながっていくのです。

 今日から一緒に頑張りましょう。

◆東急リバブル(株) 代表取締役社長 太田陽一氏

 皆さんは大学生活の大半を「コロナの制約」の中で過ごされてきました。従って一概には言えませんが、その間の生活スタイル、世間に関わる姿勢に凸凹や強みと弱みのばらつきがあるのではないかと思います。例えば、リアルの制約やコミュニケーション機会が乏しかった一方で、デジタルのコミュニケーションやチームビルディングに優れているとか、読書や考えることによって自分と向き合う時間をつくって価値観を磨き上げたとか、このような経験とそれを通じて備わったものの多様性は、皆さんにとっても、会社にとっても成長の伸びしろです。

 本日社会人生活のスタートに当たって、そのことと向き合い、東急リバブルという活躍の場で成長のシナリオを考え始めていただければと思います。そしてできるだけ早く自分で定めたシナリオに沿って行動、表現してみてください。そのエネルギーが会社に皆さんが与える最初の貢献です。

 東急リバブルの社員は旺盛な好奇心を持ち、柔軟で闊達な行動力を大切にしています。「理念」で謳っているように「情報を捉え、活かすこと」が仕事の本質であり、その中で「お客様の感動と事業の発展を」、「人としての成長を」、「社会への責任を」果たし続けてゆくことが我々のアイデンティテイです。
 誇りを持てる良い会社にするために、ともに頑張りましょう。         

◆三菱地所リアルエステートサービス(株) 取締役社長 湯浅哲生氏

 本日は入社、誠におめでとうございます。
 今年は44名ということで、例年になく大勢の仲間を迎えることができ、大変嬉しく思っております。
 皆さんの門出に際して、2点お話をしたいと思います。

 1点目は、「これからの社会に対する構え」についてです。
 コロナ禍はほぼ終息しましたが、今世界は、近代以降の基幹システムがどんどん劣化していると同時に地球環境の悪化も加速するという、物心両面で極めて不安定な状況が続いています。民族や宗教、政治に於ける分裂が深刻化し、紛争の激化や格差の構造化が増長されている中で、大災害の頻発が常態化しており、世界の社会的、経済的な損失は膨大なものとなっています。
 まさに危機的であり、カオスとも言える状況ですが、既成の価値体系が悉く揺らいでいる一方で、価値観の多様化も急速に拡がっています。
 但し、たくさんの価値観だけではカオスの上塗りにしかなりません。大事なことは、数多の価値観から未来に繋がる選択肢を見極めること、そしてその中から希望に繋がる新たな価値体系を確立して行くことだと思います。
 そのためには、ひとり一人が社会の一員として、変化自体に流されることなく、物ごとの筋をしっかりと捉え、新たな価値体系の創造に積極的に関わって行くことが何より大切です。
 今日から皆さんも、自分の軸をしっかりと定めて、選ぶべき価値の本質を見極めることに拘って頂きたいと思います。

 2点目は、以上の構えにも通底する「リアル社員としての構え」についてです。
 不動産は、固有の価値と同時に可変性を秘めた、特別で且つ社会的な資産であると言えます。当社の存在理由は、社会や時代の変化を超えて、常に不動産価値の最大化・最適化に尽くすことで顧客の期待に応え、社会的価値の向上に貢献する、この一貫した態度そのものにあり、根源に据える価値観でもあります。
 この価値観は三菱の志とも重なります。一言で言うと、「インテグリティ・即ち誠実に徹する態度」ということです。この誠実へのプロセスは、「第一に高度な綜合性を身につけること。そうするとその人の表現には一貫性が宿ります。
 そして、一貫した表現を行い続ける人格には誠実性が宿る。」というものです。
 これから先、社会人として、またリアル社の一員として、この誠実へのプロセスに拘りながら、前に向かって進んで頂きたいと思います。

 私たちも皆さんと一緒に、この当社らしいプロフェッショナルの道を更に究めて行きたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。以上です。

◆三井不動産リアルティ(株) 代表取締役社長 遠藤 靖氏

 新入社員の皆さん、ご入社おめでとうございます、
 三井不動産リアルティグループの一員として皆さんを迎えられることを、グループ全社員を代表して心よりお祝いいたします。

 さて、当社を取り巻く外部環境は不確実性が高まっています。ロシアのウクライナ侵攻や中東での紛争などは終結の気配すらありません。正に、激動の時代でありますが、このようなことが当たり前の時代であり、未知の試練が常に我々を待ち構えています。

 今日から社会人生活を迎えられる皆さんにとって、会社や仕事の中には理不尽さを感じることもあると思います。社会においては、世代や環境によって大きく異なる時代感や価値観が理不尽を生み、これに対応しなければならない場面があります。そのような時、価値観の違いを感じる力や、時には上手に受け流す能力の両方が求められるのです。そのためにも、色々な経験を糧に、自ら考え、人から学び、自らの価値観をしっかり持つとともに、自分とは異なるさまざまな価値観を受け入れる寛容さを身につけていくことが大切です。

 当社の営業利益はコロナ禍が発生した2020年度に大きく落ち込みましたが、その後の大規模な金融緩和等の追い風もあり、2021年度、2022年度と2年連続最高益更新というV字回復を達成しました。2023年度も前年度とほぼ同じ利益水準を確保する見込みです。ただ、この3月にはマイナス金利が解除されました。「ぬるま湯」の状態から、平常の「金利のある世界」に戻り、2024年度は真価を問われる1年になると思います。混沌とした世の中ではありますが、皆さんには明るく、そして何事にも貪欲にとにかく好奇心をもって失敗を恐れず色んなことにチャレンジしてほしいと思います。分からないことは分からないと、おかしいことはおかしいと大きな声を上げてください。そして、今しか出来ない失敗を沢山して、自身の糧にしてください。我々社員は皆さんの失敗を正面から受け止める、そういう会社でありたいと思っています。

 また、皆さんは20数年にわたってご両親、ご兄弟、恩師、友人と様々な方のおかげで成長してきました。自分一人だけで成長してきたわけではありません。これは社会人になっても同じです。社会人生活には楽しいときもつらい時もあります。人生山あり谷ありです。しかし、必ず周りに誰かがいます。周りの誰かに助けられ、また、周りの誰かを助けながら生きています。自分一人で生きているわけではありません。これだけは忘れないでください。

 最後に、皆さんの当社グループでの社会人第一歩にあたり、前途洋々たる未来と、令和6年という皆さんにとって記念すべき一年が素晴らしい1年となることを祈念して、歓迎と激励の言葉とさせていただきます。皆さん、一緒に頑張りましょう。

◆東京建物不動産販売(株) 代表取締役 社長執行役員 福居賢悟氏

 入社、おめでとう。

 当社は三期連続で最高益を更新し、社員は皆意気込み高く働いている。ぜひ皆さんも意識を高く持って働いてもらいたい。

 東京建物グループ全体では『信頼を未来へ』、当社は『信頼・創造・未来』、ともに“信頼”という言葉を企業理念に大きく掲げている。働くスタイルは人それぞれ長所を活かして確立していってもらいたいが、この企業理念に共感し拠りどころとしてもらい、理念を体現してほしい。

 当社は求める人材像を明確にしており、「当事者意識」「向上心」「相互尊重」の3つを体現できる人が、東京建物不動産販売の社員としてふさわしい人たちであると定義付けている。「当事者意識」とは、責任感や主体性のこと。「向上心」とは、挑戦して行く気持ち、前に進んで行く気持ちを常に持って仕事をすること。「相互尊重」とは、他の社員、お客様など自分自身の周りに居るすべての人たちの立場や考え方を理解して、お互いリスペクトし、常に思いやる事ができる社員になってほしいという思いで掲げている。

 社会人になると権利主張には義務が伴うことがより明確になってくる。ずいぶん昔のことだが、ジョン・F・ケネディが大統領就任演説で「ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country. 」と語った。「社会が自分の為に何をしてくれるか」を求めるのではなく、「自分が社会の為に何が出来るか」そう考えて仕事をすることは自分自身の励みになると思う。自分のやっていることが社会課題の解決や社会貢献に繋がるという気持ちを持って働き続けていただきたい。

 明るく生活し働く為には、何より健康が第一。これから皆さんには、長く東京建物不動産販売で働き、活躍をしてほしいと願っている。

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お知らせ

2024/5/23

「記者の目」を公開しました

記者が興味を持ったテーマを徹底取材する「記者の目」を更新しました。

今回更新したのは、「インフラゼロへの挑戦」。皆さんは、(株)MUJI HOUSEが、既存のライフラインに依存せず、エネルギーを自給自足できる設備を整えたトレーラーハウス「インフラゼロでも暮らせる家」の商品化を目指しているのをご存じですか?同社は昨年3月に実証実験「ゼロ・プロジェクト」を開始。2025年の実用化を目指し、今年4月にはプロトタイプを報道陣に公開しました。写真も交えつつをレポートします。「未来の家」が垣間見えるかもしれません。