日本GLP(株)は3日、BTS型物流施設「GLP 狭山日高Ⅲ」(埼玉県日高市)を竣工した。
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の「狭山日高」ICから約3.4kmに位置し、圏央道と国道16号の結節点に立地。敷地面積5万5,026.15平方メートル。耐震鉄骨造地上3階建て、延床面積6万6,166.08平方メートル。
(株)カインズが専用施設として全体を利用。館内就労人口は約200人を想定する。首都圏エリアへの配送と保管の機能を併せ持つ関東最大の物流拠点「次世代大型物流センター」として稼働させる予定。
同施設は、建物外周部にブレースを配置し、庫内の機械化に向けた設計の自由度を確保。各フロアで防火区画免除を取得し、竣工後にマテハン機器が設置できる設計とした。また、大型シーリングファンを装備するほか、竣工後に空調設備の設置が可能な設計にして、快適な庫内環境を提供する。
太陽光発電設備を設置。太陽光発電設備から生じる余剰電力を、グループ会社の(株)FPSに供給し、GLPグループ全体の再生可能エネルギーの供給力を強化。また、敷地面積の約1.5haの緑地を保存・造成するとともに、敷地内にある既存林の伐採樹木をエントランスホール・2階のラウンジの内装に再利用し、森林の保全・景観保護、CO2の削減など環境負荷低減に寄与する。
CASBEE(新築)とZEB、BELSの認定を取得する予定。