三井不動産(株)は11日、フュージョンエネルギー関連装置・システムの研究開発を行なう京都フュージョニアリング(株)(東京都千代田区、代表取締役社長:小西哲之氏)への出資を発表した。
フュージョンエネルギーは、発電過程で二酸化炭素を排出しないカーボンニュートラルの特徴を持ち、エネルギー問題と環境問題を根本的に解決できる技術として注目されている。諸外国で民間投資が増加しており、日本でも同社が発起人として参画する(一社)フュージョンエネルギー産業協議会(J-Fusion)が2024年3月に設立。フュージョンエネルギーの早期実現と産業化に向けた動きが活発化している。
同社は、京都フュージョニアリングの専門性と市場ポテンシャルを評価。脱炭素戦略の一環として、グローバル・ブレイン(株)と共同で運営するスタートアップ投資事業「31VENTURES-グローバル・ブレイン-グロースI」を通じて、出資を行なう。
今回の出資と、J-Fusionへの参画により、同社は今後のフュージョンエネルギーの社会実装に貢献し、脱炭素社会の実現を目指す。