小田急不動産(株)、小田急電鉄(株)、東京電力エナジーパートナー(株)、TEPCOホームテック(株)は22日、小田急線の運行を通じた脱炭素社会の実現を推進する業務提携契約を締結したと発表した。17日付。
プロジェクト名は「CLR(クリア)=Connect Leafia to Romancecar」。小田急不動産の分譲戸建て住宅「リーフィア」のうち、太陽光発電システムが設置された物件に住む人の環境価値(自然エネルギーによりCO2を排出せずに作られた電力のこと)をJ-クレジット制度を使い、東京電力エナジーパートナーを介して、ロマンスカー等小田急線運行に関するカーボンオフセット(排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資することなどで、排出される温室効果ガスを埋め合わせること)に活用する。
第1弾は、8月に販売を開始する予定の「(仮称)リーフィア新百合ヶ丘」(川崎市麻生区、総戸数15戸)。各住戸に約4kWの太陽光発電を設置し、2027年度から毎年、年間2万5,500kWh分の環境価値を小田急電鉄へ供給する。
小田急不動産は今後、その他の新築分譲戸建て計画や既存の戸建てにおいても同プロジェクトを導入、拡大していくとしている。