東急不動産ホールディングス(株)、Airbnb Japan(株)、(株)オリエントコーポレーション、空き家活用(株)の4社は、空き家の有効活用を促進する枠組み構築のため、業務提携する。24日、空き家のホームシェアリングに関わる一連のサービスを提供するワンストップサービスの実証実験を行なうと発表した。
空き家数の増加が社会問題となる中、Airbnb Japan、オリエントコーポレーション、空き家活用の3社は、空き家に関する幅広い資金ニーズに対応する無担保消費性ローン「アキカツローン」の商品化や、空き家のホームシェアリング活用を通じて、空き家の流通促進に取り組んできた。一方、東急不動産ホールディングスは、社内共創型ベンチャー制度「STEP」において、個人および法人のホームシェアリングを一貫して支援するサービス「AnyLivingS」の実証実験を4月から行ない、ホームシェアリングの参入障壁を下げることで空き家の有効活用を推進してきた。
今回の実証実験では、空き家活用の物件調達、オリエントコーポレーションの資金付け、東急不動産ホールディングスの事業支援、Airbnb Japanの集客力といった、4社が持つ強みを組み合わせ、ホームシェアリングの実施をサポートする。
また、2次流通以降への貢献を見据え、ホームシェアリングとして運用中の物件の売買が可能なマーケットプレイスの構築も予定。物件取得から売却まで一貫してサポートする体制を整える。