不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2024/5/14

不動産事業の収益大幅増/東急24年3月期

 東急(株)は13日、2024年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(23年4月1日~24年3月31日)は売上高1兆378億1,900万円(前期比11.4%増)、営業利益949億500万円(同112.8%増)、経常利益992億9,200万円(同109.6%増)、当期純利益637億6,300万円(同145.3%増)と大幅な増益となった。

 不動産事業では、不動産販売業でのマンション販売増加や、不動産賃貸業が好調に推移したことや、ホテルの客室単価が改善したことで営業収益2,865億8,500万円(同30.0%増)、営業利益487億800万円(同68.9%増)と大きく増収増益した。

 ホテル・リゾート事業では都心エリアを中心にインバウンド需要の取り込みなどに成功。利用者数が回復し、ホテルの稼働率が75.7%(同5.8ポイント上昇)。客室単価の上昇も重なり、営業収益898億3,400万円(同26.9%増)、営業利益7億5,400万円(前期:営業損失41億1,900万円)と大きく回復した。

 なお、交通事業は各線の輸送人員増加や運賃改定などを要因に営業収益2,136億7,400万円(同16.1%増)、営業利益320億6,500万円(同275.5%増)となった。

 次期(25年3月期)については1兆550億円、営業利益880億円、経常利益900億円、当期純利益600億円を見込む。

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