不動産ニュース / 開発・分譲

2024/5/16

福岡「イムズ」跡地再開発、着工/三菱地所

「(仮称)天神1-7計画」立面パース

 三菱地所(株)は15日、「(仮称)天神1-7計画」(福岡市中央区)の新築工事に着手したと発表した。

 同社が運営していた単館商業ビル「イムズ」跡地に、オフィス、ホテル、商業用途の複合ビルを開発する。敷地面積約4,640平方メートル、地上は鉄骨造、地下は鉄骨鉄筋コンクリート造。地上21階地下4階建て、延床面積約7万3,960平方メートル、建物高さは約91m。

 3~5階と7~15階はオフィスフロア。基準階面積約790坪の無柱空間を実現する。最小区画は30坪台から賃貸可能とし、ニーズに合ったワークプレイス・ワークスタイルに関する知見やノウハウを踏まえた提案を行なう。また3階にはカフェも設ける。

 1~3階および16~20階は「エースホテル」(客室数192室)が出店。ラウンジ、カフェバー、レストランのほか、3階にはMICE対応が可能なファンクションルーム、ミーティングルーム、19~20階にはルーフトップバーを設ける。

 地下2階~地上2階は商業ゾーンとし、ショップやレストランを配置。地下2階は天神地下街、ONE FUKUOKA BLDG.、因幡町通り地下通路と接続する。

 建物はサステナビリティに配慮し、九州産の木材を使用したCLTパネルを建物外装に約450立方メートル使用。地元の木材の活用の実現、森林保全・林業振興への貢献、さらに約259tのCO2固定につなげる。

 竣工は2026年12月末の予定。

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有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。