(株)サンケイビルは21日、2024年3月期決算(連結)を発表した。
当期(23年4月1日~24年3月31日)は、売上高1,342億8,900万円(前期比22.3%増)、営業利益194億3,300万円(同33.8%増)、経常利益174億6,900万円(同32.9%増)、当期純利益110億2,100万円(同21.0%増)と、大幅な増収増益で着地した。ホテルやオフィスビル、物流施設などの売却や保有施設の稼働率向上などにより営業利益は過去最高となった。
賃貸事業は売上高243億9,500万円(同13.2%増)の一方、営業利益は25億9,500万円(同42.8%減)。「アロフト東京銀座」や「本町サンケイビル」で賃貸収入が増加したものの、新規プロジェクト開発経費の増加などにより増収減益での決算となった。
販売・売却事業は売上高592億6,000万円(同29.4%増)、営業利益185億3,000万円(同78.0%増)。ホテル・リゾート事業は観光需要の回復で売上高333億1,000万円(同29.9%増)、営業利益21億3,400万円(同225.7%増)と大きく回復した。