不動産ニュース / その他

2024/5/28

会員交流を機に取引を推進/IREMが総会

 (一社)IREM JAPANは27日、IREM JAPANセミナールーム(東京都港区)で通常総会を開催。2023年度事業報告および24年度事業計画、理事、監事、新役員選任案などを審議・可決。24年度会長に、芳村崇志氏((株)エヌアセットBerry代表取締役)を再任した。

 24年度は、CPM公式セミナーを6月から6会場(札幌・東京・名古屋・大阪・福岡・Web)で開催。講師間の連携を深めるため、23年度に発足した「インストラクターボード」のメンバーを中心に、より実務に即した学びの場を提供していく。また、かねてからの検討課題であった「会員システムの改善」「新しいリーダーシップの創出」「日本版改善提案書、賃貸経営診断プログラムの運用」などに取り組む。
 NPO法人IREM JAPANは、引き続き「全国賃貸住宅実態調査(NOI調査)」を実施。全国各地の不動産価格の動向を的確に把握することに努める。

 芳村会長は、「既存事業の滞りない運営はもちろん、『会員交流をきっかけにしたビジネス取引の促進』につながる活動に一層の力を入れていく」と抱負を述べ、「IREM JAPANが価値ある存在となり、誇りの持てる仲間であり続けられるよう活動していきたい」と話した。23年度期末時点での会員数は868名、CPM認定者は705名。

 併せて、(一社)CCIM JAPANの総会も開催。23年度の活動計画、理事、監事、新役員選任案などを審議・可決し、24年度会長に三矢清史氏(スリーアローズ税理士事務所代表・税理士)が就任した。

 24年度は、新規受講者層の拡大、複数会場開催およびオンラインによる公式セミナー開催、継続教育プログラム・CCIMカレッジの強化、会員のビジネスチャンスの創出を重点課題とする。新会長の三矢氏は、「スルガ銀行の不正融資事件以降、不動産投資に対する融資が非常に厳しくなっている。金利も上昇局面に入ってきたが、こうした状況でこそ価値を発揮するのがCCIM資格。不動産を貸す側のオーナー、借りる側の入居者、それをサポートする不動産事業者など関係者すべてが笑顔になるよう、CCIMという資格の存在意義を高めていきたい」と抱負を述べた。23年度期末時点での会員数は229名、CCIM認定者は223名。

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