不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/6/5

同棲の間取りの理想、1位は「2LDK」

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は5日、「同棲カップルの住まい探しに関する調査」結果を発表した。調査期間は3月7~12日。

 パートナーと同棲している19~29歳の男女428人を対象に、インターネットでアンケートを実施。同棲の実態やお互いが譲れなかった・譲った条件や設備、住まいを探す上で大変だったことなどについて聞いた。

 「現在の住まいの間取り」を聞くと、1LDKが最多の33.2%。一方、「理想の間取り」は2LDKが最多で44.9%となっており、「お互いの部屋として活用したい」「個々で作業できる部屋があると良い」などが理由として挙げられた。
 「自身とパートナーの負担割合」については、「住まい探しにおける主導権」では男女どちらもパートナーに譲っていると認識していることが判明。男性から見た平均割合は男性:女性=4.6:5.4、女性から見た平均割合は男性:女性=5.4:4.6だった。「日々の家事負担」は、男女どちらの認識も女性の平均割合が高い結果となった。男性から見た平均割合は男性:女性=4.4:5.6、女性から見た平均割合は男性:女性=4.5:5.5。

 「住まいを決める上で譲れなかった条件」については、男性の1位は「築年数」(24.4%)、女性の1位は「最寄り駅までの徒歩分数」(32.2%)。「住まいを決める上で譲れなかった設備」については、男女共に「バス・トイレ別」が1位(男性31.3%、女性52.4%)で、女性は半数以上となった。男女差が最も開いた条件・設備はキッチンや風呂、洗面所など水回り部分だった。「住んでいるエリアを決める上で重視したこと」を聞くと、「生活用品を買う施設が充実している」が男女共に4割を超えて最多となった(男性40.8%、女性43.2%)。

 「住まいを探す際に大変だったこと・困ったこと」は、1位が「家賃や初期費用などの費用面をすり合わせること」(31.8%)で、次いで「お互いの希望条件を満たす物件を探すこと」(31.5%)、「家具の配置や生活動線など生活イメージをすり合わせること」(27.8%)。「住まいを探す際にパートナーとケンカしたか」を聞くと、「はい」が27.1%、「いいえ」が72.9%という結果になった。

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同棲

同居することをいうが、特に、正式な婚姻関係にないカップルが共に棲むことを指す言葉として使われる場合が多い。賃貸住宅の借り入れや居住において、同棲することについて留意しなければならない場合がある。      

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