不動産ニュース / 団体・グループ

2024/6/19

「不動産鑑定士の処遇改善へ尽力」/鑑定協連

総会後の懇親会で挨拶する吉村会長

 (公社)日本不動産鑑定士協会連合会は18日、八芳園(東京都港区)にて60回目の総会を開き、2023年度事業報告や決算等を審議、承認したほか、24年度事業計画および予算について報告した。

 24年度の事業計画では、不動産鑑定士に対する研修や、不動産鑑定評価に関する調査研究活動を実施。不動産鑑定評価に関する技術開発等については、電子地図基盤を利用した情報発信や、建物評価に対応したシステムの整備などを盛り込んでいる。また、被災自治体の罹災証明書・住家被害認定調査等に関する自治体支援のための不動産鑑定士も派遣していく。

 総会後に行なわれた懇親会で、同連合会会長の吉村真行氏は「1月1日に発生した能登半島地震では、現在、6市町において罹災証明書発行のための住家被害認定調査をはじめとした被災地支援を行なっている。全国の不動産鑑定士の皆さんに協力をいただいていることを感謝している。被災地の一日も早い復旧・復興のためにこれからも取り組んでいく」などと述べた。また、地価公示に関する報酬単価の22年ぶりの引き上げに加え、公的調査の報酬単価引き上げの検討が進んでいることにも触れ、「公的評価を支える不動産鑑定士の処遇改善、人材確保に向けて尽力していきたい」などと話した。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。