東京建物(株)は27日、タイに現地法人「Tokyo Tatemono(Thailand)Ltd.(東京建物タイランド)」を設立したと発表した。
同社は、2014年に「Tokyo Tatemono Asia Pte.Ltd.」(シンガポール)を設立し、18年以降タイにおいて分譲マンション開発事業とオフィス開発事業を展開してきた。今回の現地法人設立は、さらなる事業企画の獲得と事業規模の拡大を目指すもの。
同社は、タイの大手不動産ディベロッパー「SC Asset Corporation Public Company Limited」の子会社である「SCX Corporation Company Limited」と共同で、物流施設「(仮称)メトロキャットプロジェクト」と同「(仮称)レムチャバンプロジェクト」の開発事業に参画する。同事業は、海外における東京建物初の物流施設開発となる。
「(仮称)メトロキャットプロジェクト」はサムットプラカーン県に立地し、スワンナプーム国際空港に近接する。敷地面積は約14万7,073平方メートル。鉄骨造平屋建ての5棟(計15区画)を建設する。延床面積は5棟合計で約7万8,252平方メートル。最終棟の開業は26年2月の予定。
「(仮称)レムチャバンプロジェクト」は、チョンブリ県に立地し、タイ最大の国際貿易港であるレムチャバン港近くにあり、タイ政府が推進している経済特区・東部経済回廊内に位置する。敷地面積は約8万1,329平方メートル。鉄骨造平屋建ての3棟(合計10区画)を建設する。延床面積は3棟合計出約4万6,602平方メートル。最終棟の開業は26年1月の予定。