三井不動産(株)は2日、2025年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。
当期(24年4月1日~6月30日)は、売上高6,030億7,600万円(前年同期比12.3%増)、営業利益1,012億9,900万円(同26.0%増)、事業利益1,047億7,700万円(同23.9%増)、経常利益901億5,200万円(同23.7%増)、四半期純利益650億1,800万円(同24.3%減)。売上高、営業利益、経常利益は、いずれも第1四半期の過去最高を更新。四半期純利益が減益となっているのは、前年度に特別利益の大半が第1四半期に計上されていたことの反動減による。
主力の賃貸セグメントは、既存オフィスの賃貸収益や既存商業施設の売り上げが伸びたものの、海外物件における公租公課の増加等により、営業収益2,071億700万円(同4.6%増)、営業利益437億2,600万円(同0.0%減)の増収減益。期末時点での同社の首都圏オフィスの空室率(単体)は2.5%。
分譲セグメントは「パークタワー勝どきサウス」等の引き渡しが進捗。投資家向け・海外住宅分譲も売却が進み、営業収益1,917億6,800万円(同31.2%増)、営業利益466億9,000万円(同55.0%増)。国内新築マンション分譲の当期計上戸数3,650戸に対する契約進捗率は92%。
通期は売上高2兆6,000億円、営業利益3,400億円、事業利益3,700億円、経常利益2,600億円、当期純利益2,350億円を見込む。