不動産ニュース / IT・情報サービス

2024/8/16

AI予測で架電業務を効率化/アンビションDX

 (株)アンビションDXホールディングスの子会社で、新築投資用デザイナーズマンションの開発を手掛ける(株)ヴェリタス・インベストメントは16日、AI CROSS(株)(東京都港区、代表取締役CEO:原田典子氏)と共同で架電業務の効率化を目的とした実証実験を実施したと発表した。

 ヴェリタスでは、膨大な顧客リストの架電業務を日常的に実施する一方、多くのリソースが必要なことから、より効率的な業務運営が課題となっていた。こうした課題の解決に向け、AI CROSSが提供するAI予測分析サービス「Deep Predictor」を導入。実証実験を実施した。

 2024年6~7月の期間、保有している顧客リストを対象に、従来の方法で基準なく選ばれた架電リストと、AIが電話に出る確率が高いと予測しランキング付けした架電リストの2つを作成。各リストに対して実際に架電し、ABテスト方式でAI導入の効果を測定した。
 その結果、従来の架電リストの電話応答率7.1%に対し、AIランキング付けした架電リストは29.8%まで改善し、約2.4倍の効果を確認できたという。

 今後は、メッセージングサービスと組み合わせることで、AIによるデジタルトランスフォーメーションの加速と架電業務の最適化を図っていくとしている。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

不動産DX

不動産業の業務にデジタル技術を大幅に導入し、ビジネスモデルの変革などを進めること。DXは、デジタル・トランスフォーメーション(Digital Transformation)の略語。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。