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2024/8/30

「不動産テックカオスマップ」10版を公開

「不動産テックカオスマップ(第10版)」

 (一社)不動産テック協会(RET)は28日、「不動産テックカオスマップ(第10版)」を公表した。

 2024年8月時点の状況をまとめた。今回掲載したのは499サービスで、第9版(23年8月公表)よりも28サービス増加した。カテゴリ別で最も多かったのは「業務支援(後工程)」81サービス(前回比10.96%増)と「クラウドファンディング」81サービス(同17.39%増)となった。次いで多かったのは業務支援(前工程)が78サービス(同23.81%増)だった。最も増減が大きかったのは、「不動産データベース」の分野で、37サービス(同131.25%増)。

 今回特徴的だったのは「クラウドファンディング」の分野。新規掲載が22サービスに上った半面、前回掲載したが今回非掲載になったサービスも多く、「新規参入とサービス停止の入れ替わりが激しいカテゴリ」(同協会)だという。「業務支援」分野では、大手テック企業が安定しているほか、よりニッチな領域のサービスも登場し始めた。第9版で登場した「生成AI」については6サービス(同変化なし)だったものの、プレイヤーが変化しており「流行りに乗ってのサービスは脱落した」(同協会)という。

 同協会では、「分析技術・生成AI技術の進展は業界全体に多大な影響を与えている。特にAIやビッグデータの活用は市場分析や価格設定、顧客行動予測などに利用され、より正確なビジネス判断を可能にしている」などと総括した。

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不動産テック

情報通信技術を大幅に活用した不動産サービスをいう。「不動産」と「技術(Technology)」を組み合わせた造語で、英語のReal Estateと組み合わせて「ReTech」とも言われる。

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