不動産ニュース / 開発・分譲

2024/9/2

日鉄興和不、中部圏第1弾の物流施設

「(仮称)LOGIFRONT 名古屋みなと」外観イメージ

 日鉄興和不動産(株)は2日、物流施設「(仮称)LOGIFRONT(ロジフロント)名古屋みなと」(名古屋市港区)を着工したと発表。中部圏第1弾で、トヨタホーム(株)との共同事業として開発する。

 名古屋第二環状自動車道「南陽」ICより約4.0km、名古屋高速道路「港明」ICより約4.2km。名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「荒子川公園」駅徒歩19分に立地。200万人都市である名古屋市内に位置するため、従業者の雇用面においても優位な立地となる。

 敷地面積は約1万555平方メートル。鉄骨造4階建てBOX型で、延床面積は約2万1,535平方メートル。車両と歩行者および自転車の出入り口を分離し、安全性に配慮する。1階には片面バースを備え、2分割でも利用可能な汎用性のある平面計画。外観は、断熱性・耐震性・美観に配慮した金属断熱サンドイッチパネルを採用。シルバーとダークグレーのモノトーン調を基調としたデザインに。
 昇降設備は、荷物用のエレベーター・垂直搬送機をそれぞれ2基標準装備とし、上下階の荷物の搬送に十分な能力を確保。また、キュービクル等の重要設備を屋上に設置し、入居テナントのBCP対応にも配慮した計画とする。

 グループ会社である日本製鉄(株)と協働して、同社が提供するマスバランス方式を適用したグリーンスチール「NSCarbolex Neutral」を、民間ディベロッパーとして大型物流施設に初めて採用。さらに同社の高機能製品・ソリューション技術「NSCarbolex Solution」に内包される建築ソリューション「ProStruct」を利用することで、同施設において鉄鋼生産から施工時におけるCO2排出量を約10%削減できる見込み。

 竣工は2025年11月末の予定。

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