三井不動産(株)と(株)三井不動産ホテルマネジメントは17日、「三井ガーデンホテル銀座築地」(東京都中央区、客室数183室)をマスコミに公開した。開業は9月30日。
東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座」駅徒歩3分、東京メトロ日比谷線「築地」駅徒歩4分。銀座と築地の中間地点に位置し、周辺には多くの商業施設や飲食店が集積している。敷地面積761.06平方メートル、鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上14階地下1階建て。
1階ロビーには「アムステルダムキング」と「ベンガレシス レオ」の2本のシンボルツリーをはじめ多様な植物を配置。三井不動産グループが北海道に保有する森林の間伐材を活用したテーブルやベンチを採用した。
2階には、ハイカウンターやソファを備えたリフレッシュスペースを用意。ウォーターサーバーや無料のコーヒーマシンを設置し、ワークスペース、休憩、気分転換など、客室以外の居場所として利用できるスペースとして提供する。地下1階に開設する大浴場は、インバウンドの利用客が多いことを想定し、洗い場はシャワーブースを中心に確保した。
福岡・京都を中心にレストランを展開するONO GROUPが14階に「GINZA ONO Gratia-Smoke Dining-」をオープンし、薪火料理を提供。1階にはカフェ「ONO Market-Deli&Café GINZA-」では、焼き立てのパンやドリンク、スイーツなどを提供する。いずれも宿泊客以外も利用可能。
1階には和食器小売店「うりきり屋(URIKIRIYA)」も併設。小皿や盛鉢など常時6,000点の商品を取り扱う。
インバウンドをメインターゲットとしていることもあり、客室は基本シャワーブースのみの仕様。スーペリアクイーン(66室)、スーペリアツイン(35室)、バスタブを備えた「デラックスコーナーツイン」(11室)など8タイプを用意。IHクッキングヒーターやシンク付きのキッチンを完備したトリプルタイプの部屋も確保した。三井ガーデンホテルズ初の試みとして、全客室に洗濯乾燥機、電子レンジ、冷凍冷蔵庫を完備している。
同ホテル総支配人の櫻井賢子氏は、「単に宿泊するだけのホテルから、滞在そのものを楽しめるホテルとしていく。またファミリーやグループで利用できるよう最大4名まで宿泊できるタイプも用意している。お客さまがストレスを感じずに思いおもいの時間を過ごせるような空間とサービスを提供していく」と挨拶した。
宿泊客の8割がインバウンド宿泊客が占めるとの見込みを立てている。