三菱地所(株)は18日、2022年より展開してきたオフィス家具の引き取り・販売サービス「エコファニ」を10月から三菱地所プロパティマネジメント(株)(以下、MJPM)で運営していくと発表した。
「エコファニ」は09年より実施している「新事業提案制度」で採用されたプロジェクト。オフィスのレイアウト変更などで不要になったオフィス家具を企業から引き取り、検品や清掃をした上で、リユース家具として法人・個人に販売するサービス。ショールーム兼倉庫の「丸の内Base」、「池袋Base」を構え、チェアやデスク、キャビネットを中心に常時約2,000点の商品を展示している。
一定のサービス認知と体制構築が図られたことから、オフィス・商業の垣根を越えてより現場に近い組織からの機動的なサービス供給とソリューションメニューの拡大を目指し、MJPMへ運営体制を移管する。
MJPMは、顧客のソリューションメニューの一つとしてプロパティマネジメント業務と一体で提案。複層的・多面的なテナントリレーションメニュー施策の継続・強化・創造を担っており、今後「エコファニ」の運営を通じて役割を強化していく。
今後は、オフィステナント所有の什器を清掃する「エコファニの家具クリーニング」や商業施設の空き店舗の一定期間出店する「エコファニストリート」を手掛ける等、オフィスビルの運営管理におけるソリューションメニューの充実を図っていく予定。