(株)長谷工コーポレーションは13日、内床PCa(プレキャストコンクリート)製造を目的とした自社工場(茨城県かすみがうら市)を9月に着工したと発表した。
同社は、マンション建設現場での生産性向上・品質安定化を目的に、板状マンションの外部階段や、タワーマンションの柱・梁、内床・外床などの部材のPCa化に取り組んでおり、新たに板状マンションの内床のPCa化も進める計画。同工場の新設により、安定的な部材供給を見込んでいる。
JR常磐線「神立」駅から車で約10分、常磐自動車道「土浦北」ICから車で約16分に立地。敷地面積4万6,429.63平方メートル。鉄骨造地上1階建て。建築面積8,810.50平方メートル。
年間3,000戸超の内床PCa製造を行なう予定で、関東全域の同社マンション建設現場を対象に使用する。将来的には内床PCa製造量を年間5,000戸超まで増やす計画。竣工は2025年6月、稼働開始は同年10月の予定。