不動産ニュース / 開発・分譲

2024/9/24

三菱地所、豪州で高級分譲住宅PJ第4弾

「パットニー・ワーフ・レジデンシーズ」の完成予想図〈写真提供:PERIFA〉

 三菱地所(株)は24日、オーストラリア・シドニーの住宅中心の複合開発「Putney Wharf Residences(パットニー・ワーフ・レジデンシーズ)」(豪サウスウェールズ州、総戸数67戸)へ参画したと発表した。同社のシドニーでの高級分譲住宅開発事業は4プロジェクト目となる。

 現地の住宅ディベロッパー・PERIFA CapitalおよびABADEEN Groupとの共同事業。計画地は、シドニー北西のウォーターフロント地区の敷地面積約1.6ha。歴史的建造物の倉庫を活用し、商業区画を併設したラグジュアリー住宅(地上3階建て、19戸)や、低層マンション(地上3階地下2階建て、30戸)、タウンハウス(地上3階地下2階建て、18戸)、ボートマリーナを整備する。延床面積は約1万2,000平方メートル。

 ラグジュアリー住宅には、計画地に18世紀から残っている歴史的建造物であるビール醸造所の柱と梁を意匠デザインに取り入れている。一部住戸にはボートマリーナの使用権も付与する計画。

 幹線道路に隣接し、フェリー駅の「Kissing Point」からは徒歩9分、同駅からシドニー中心部に約35分というアクセス性の良さが特徴。周辺エリアには病院や公園、学校といった都市機能に加え、小型店舗やヨットクラブなども豊富に存在する。

 2025年上旬に着工し、26年下旬に竣工を予定している。

18世紀のビール醸造所の柱と梁を生かしたラグジュアリー住宅の内装イメージ〈写真提供:PERIFA〉

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2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。