リストデベロップメント(株)は25日、熊本県阿蘇郡に位置する旅館を取得したと発表した。リノベーション工事を行ない、ハイエンド向け旅館に再生する。熊本県内での事業展開および旅館再生事業は、リストグループとしては初の取り組み。
熊本県は、九州地方内で福岡県に次ぐ人口と宿泊者数であることに加え、2023年の阿蘇くまもと空港の新ターミナルビル開業から、アジアを中心とした海外観光客および国内観光客が増加している。また、熊本は半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の進出により経済発展が見込める地域。さらに、阿蘇エリアにおける観光資源の充実、さらには旅館の立地などといった条件から、同社は旅館としてのポテンシャルが高いと判断し、取得に至った。
取得した旅館の合計土地面積は2万8,059.94平方メートル。