不動産ニュース / 開発・分譲

2024/9/27

武蔵小杉で2棟のタワマン。1,000戸超を供給へ

「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」西側外観完成予想CG

 三菱地所レジデンス(株)、東京建物(株)、東急(株)、東急不動産(株)は27日、「武蔵小杉」駅の北側エリアで進めている再開発プロジェクトの中で進めてきたマンション開発「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」(川崎市中原区、総戸数1,438戸)の概要を発表した。

 日本医科大学武蔵小杉キャンパスの跡地でA~C地区に分けて進められてきた、C地区におけるプロジェクト。2万172.59平方メートルの敷地に鉄筋コンクリート造地上50階建て地下1階建ての2棟(サウス・ノース)タワーマンションを開発する。
 JR南武線「武蔵小杉」駅から徒歩3分(サウス)、徒歩4分(ノース)、東急東横線・目黒線「武蔵小杉」駅から徒歩4分(サウス)、徒歩6分(ノース)、東急東横線・目黒線「新丸子」駅から徒歩6分(サウス)、徒歩5分(ノース)に位置しており、これまで多くのタワーマンションが供給されてきたエリアからは駅を挟んで北側の立地となる。

 物件の外観デザインの監修を建築家の隈 研吾氏が担当。「大地から生える日本の大樹」をコンセプトに、2つのタワーが大地から伸び、空に溶け込むようなファサードデザインを採用。周辺地域や自然に調和させるために、敷地に緑とオープンスペースを広く確保。低層部は大地と幹をつなぐバーク(樹皮)をイメージした斬新な庇を取り入れ、大樹の足元のような木漏れ日を演出する。ファサードデザインは、ガラスとバークルーバーを重層的に重ねることで奥行きを演出。大樹が空に向かいグラデーションで溶け込むようなイメージを創出する。

 物件の中央には芝生広場「コスギコミュニティパーク」を設け、地域コミュニティの拠点とすることを目指すと共に、災害時の一時避難スペースなど防災拠点としても活用する。また2棟の建物の間は、地域の人も通過でき、まちの回遊性を高める歩行者貫通通路「コスギプロムナード」も設置。道の途中には大樹のふもとに集まりくつろげるような休憩所を点在させ、コミュニケーション形成に役立てる。

 また、広場を囲むように高齢者向け住宅、クリニック、スポーツジム、スーパーなどが入居予定で、生涯にわたり安心して豊かに暮らせる環境を整備する。住戸の専有面積は44.07~136.04平方メートル、間取りは1LDK~4LDK。

 三菱地所レジデンス(株)代表取締役・社長執行役員の宮島正治氏は、「近くに多摩川が流れ、等々力緑地があり、昔から住まう人が緑を大切にしているこの地域にマンションを建てると考えたときに、自然を取り込む、環境に配慮することで未来に続くマンションにしようと進めてきた」と説明した。

 竣工は2027年9月(サウス)、28年5月(ノース)、入居は 28年2月(サウス)、同9月(ノース)。販売価格は未定。

 本日から物件ホームページを公開し、エントリーの受付を開始。エントリー者にアンケートの実施、回答者限定のウェビナー開催などを経て、25年4月にモデルルーム案内会を開催する計画。同社第二開発部開発第一グループマネージャーの原 喬弘氏は、「駅から近く武蔵小杉エリアでも最大級の物件かつ久しぶりの供給となるため、エリア内の住み替えも含め、多数の引き合いが期待できるのでは」とコメントした。

外観完成予想CG。低層部は大地と幹をつなぐバーク(樹皮)をイメージした斬新な庇を取り入れる
写真左から三菱地所レジデンス・宮島正治社長、物件ホームーページにレポーターととして登場する俳優の高橋一生氏、建築家・隈 研吾氏

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タワーマンション

超高層の集合住宅をいう。そのかたちが塔(タワー)に似ていることから名づけられたが、タワーマンションは和製英語である。

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