不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/9/27

首都圏の新築戸建て価格、2ヵ月ぶりに上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は27日、同社ネットワークにおける2024年8月の首都圏新築戸建ておよび中古(既存)マンションの登録価格データを公表した。同社の不動産情報サイトで消費者向けに登録・公開された物件の1戸当たりの売り希望価格を、東京都(23区および都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部/他)の8エリアで集計した。

 新築戸建ての平均価格は4,559万円(前月比0.3%上昇)と、2ヵ月ぶりに上昇した。エリア別では、東京23区6,987万円(同1.0%上昇)、東京都下4,785万円(同0.6%上昇)、横浜市・川崎市5,235万円(同0.3%上昇)、神奈川県他4,051万円(同0.1%下落)、さいたま市4,316万円(同1.4%下落)、埼玉県他3,649万円(同0.2%下落)、千葉県西部4,184万円(同0.7%下落)、千葉県他3,182万円(同0.8%上昇)となった。

 エリア別では、東京都下が8ヵ月ぶりに前年同月を上回った一方、さいたま市が11ヵ月連続で前年同月を下回っている。東京23区の平均価格は16ヵ月ぶりに17年1月以降の最高額を更新。1億円以上の高額物件の増加が目立ち、その物件割合は9.5%となっている。

 中古(既存)マンションの平均価格は3,915万円(同1.1%上昇)と、2ヵ月ぶりに上昇した。エリア別では、東京23区5,443万円(同2.1%上昇)、東京都下3,194万円(同1.1%下落)、横浜市・川崎市3,392万円(同0.1%上昇)、神奈川県他2,620万円(同0.4%上昇)、さいたま市3,262万円(同0.3%下落)、埼玉県他2,447万円(同0.8%下落)、千葉県西部2,788万円(同0.2%上昇)、千葉県他2,074万円(同1.0%上昇)となった。

 エリア別では、埼玉県他が8ヵ月連続で前月比下落。東京23区の平均価格は前月比プラス2.1%と2ヵ月ぶりに上昇し、17年1月以降の最高額を更新している。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年10月号
売買仲介を効率化するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

「砂漠の街」に芝生のゴルフコース!?【オーストラリア】」を更新しました。

オーストラリア大陸の中心部位置するアリススプリングス。あまり雨が降らない気候で、まちから50kmのところには広大なシンプソン砂漠があります。
雨が降らないことを生かした取り組みや、雨が降らないデメリットを解消するための工夫まで。オーストラリアの砂漠のまちを、レポートします。