不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/9/30

住みたいまち、2年ぶりに「恵比寿」がトップ

 大手マンションディベロッパー7社(※)で運営する新築マンションポータルサイト「MAJOR7(メジャーセブン)」は30日、「住んでみたい街アンケート」の結果を発表した。
 メジャーセブンのインターネット会員で7社の新築マンションの購入意向を持つ首都圏(1都3県)・関西圏(2府2県)在住のユーザーを対象にWebアンケートを実施。調査期間は7月29日~8月7日。回答者数は、首都圏2,169人、関西圏503人。

 首都圏の「住んでみたい街」トップは、「恵比寿」(302ポイント)が2年ぶりのトップに。交通の便の良さ、飲食店の充実、おしゃれなどが理由に挙がった。2位は昨年トップの「目黒」(255ポイント)。3位は昨年の4位からランクアップした「自由が丘」(237ポイント)となった。今回は、「中野」(134ポイント)が18位から14位に、「四ツ谷」(133ポイント)が17位から16位に順位を上げ、15位「渋谷」(133ポイント)、17位「田町」(132ポイント)、19位「高輪ゲートウェイ」(115ポイント)、20位「勝どき」(109ポイント)が昨年圏外からランクインした。

 関西圏のトップは、昨年2位の「梅田・大阪」(225ポイント)。交通の便が良い、商業施設の充実などが理由に挙がっている。2位は昨年トップの「西宮北口」(143ポイント)、3位は昨年に引き続き「夙川」(97ポイント)となった。「御影」(38ポイント)が16位から12位に、「宝塚」(34ポイント)が19位から14位に順位を上げ、16位「中津」(30ポイント)、17位「塚口」(29ポイント)、18位「豊中」(27ポイント)、19位「北浜」(27ポイント)が昨年圏外からランクイン。

 「働いてみたい街」について聞いてみたところ、首都圏は「東京」(1,926ポイント)が断然のトップ。2位「大手町」(635ポイント)、3位「新宿」(625ポイント)、4位「渋谷」(605ポイント)と続いた。
 関西圏では、「梅田・大阪」(669ポイント)がトップに。2位「神戸三宮・三ノ宮」(171ポイント)、3位「淀屋橋」(157ポイント)、4位「本町」(114ポイント)となった。

 また、首都圏の住んでみたい街について、20年前(第1回調査:2004年実施)の結果と比較すると、今回トップ10入りした「恵比寿」「自由が丘」「品川」「横浜」「二子玉川」は、20年前においてもトップ10にランクインしており、不動の人気であることがうかがえた。「目黒」「中目黒」「代々木上原」「麻布十番」は、20年前はトップ10入りしていなかったが、今回はランクインしており、人気が上昇している。
 働いてみたい街では、今回トップ10にランクインした「東京」「大手町」「新宿」「渋谷」「品川」「横浜」「銀座」は20年前もトップ10に。「有楽町」「新橋」「日本橋」「恵比寿」「六本木」「表参道」「池袋」「日比谷」も、今回・20年前共にランクインしていた。

(※)住友不動産(株)、(株)大京、東急不動産(株)、東京建物(株)、野村不動産(株)、三井不動産レジデンシャル(株)、三菱地所レジデンス(株)

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