三井不動産(株)は9月30日、英国の現地子会社を通じて、ロンドンの「テレビジョンセンター」再開発計画の第2期分譲住宅「The Ariel(ジ・アリエル)」(総戸数347戸)の販売を開始すると発表した。
同計画は三井不動産グループが英国公共放送BBCの本社建物を2017年に取得して以降進めている住宅・オフィス・ホテル・レストラン・映画館等で構成するミクストユースのまちづくりプロジェクト。ロンドン市中心部のウェストエンドから西へ約6kmに位置するエリアで、同プロジェクトを含めた複数の再開発プロジェクトが進んでいる。
1期分譲住宅は18年に竣工し、2棟総戸数432戸。BBC本社建物の特徴的なデザインを住宅デザインに取り込んだ。今回発売する第2期分譲は、ロンドンにおけるミクストユースのまちづくりの最後の住宅街区として、「働く」「暮らす」「楽しむ」といった都市機能を盛り込んだ都心型ライフスタイルを提供していく。
専有部は、ロンドン中心部での都心生活をイメージし、スタジオタイプ・1BRの部屋を多く配置。2棟の分譲住宅は共用部を相互利用できるようにし、在宅勤務のためのラウンジスペースや屋外テラス、シアタールームなどの施設を用意。隣接した会員制クラブのジム利用権も提供する。
地下鉄3路線の「ホワイトシティ」駅・「ウッドレーン」駅まで徒歩1分で、敷地面積は約1万240平方メートル。建物は鉄骨鉄筋コンクリート造で、地上23階建て(167戸)と地上8階地下1階建て(180戸)の2棟構成。延床面積は約4万4,600平方メートル。
24年に着工し、竣工は27年を予定している。