住友林業(株)は9月30日、100%子会社であるSumitomo Forestry Australia Pty Ltd.を通じ、豪州最大手の住宅会社Metriconグループ(以下、「Metricon社」)の持分51%を取得したと発表。連結子会社化し、豪州における戸建住宅供給を加速させる。
Metricon社は、豪州全体の人口の約8割を占める東部(VIC州・QLD州・NSW州)とSA州で、主に注文住宅事業を展開。住友林業の既存グループ企業3社が未進出のVIC州メルボルン周辺都市を含む幅広いエリアで、高いブランド力を確立している。
今回の買収により、住友林業グループの豪州での戸建住宅着工戸数は年7,000戸以上、長期ビジョンで掲げた目標の戸建住宅供給戸数5,500戸を6年前倒しで達成することとなる。
Metricon社の販売機能や資材調達機能をグループ全体に取り込み、資材調達コストの削減やさらなる安定供給体制へと発展させるなど、グループシナジーを追求。生活基盤の核となる質の高い住宅を供給し、豪州の社会課題である住宅不足の解決に取り組む。
2030年までに当初計画の倍となる年1万戸体制を目指す。