大和ハウス工業(株)は12日、2025年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。
当期(24年4月1日~9月30日)は売上高2兆6,542億2,300万円(前年同期比4.2%増)、営業利益2,346億5,500万円(同22.8%増)、経常利益2,209億5,800万円(同17.5%増)、当期純利益1,563億4,200万円(同1.2%増)となった。
国内の物流施設を中心に、開発物件の売却が順調に推移。全体の増収増益に寄与。すべての数値で中間期時点の過去最高を更新した。
戸建住宅事業は、売上高5,017億5,000万円(同13.3%増)、営業利益220億4,200万円(同55.0%増)。分譲住宅の強化として、「レディメイドハウジング」という新たな考え方を導入し、注文住宅と変わらない品質・サービスを備えた。注文住宅では創業70周年記念として最高クラスの仕様・設備を備えた鉄骨系・戸建て系商品を発売するなどした。国内の住宅売り上げ戸数は請負が1,293戸(前期:1,702戸)、建売が1,062戸(同:785戸)。
賃貸住宅事業は売上高6,611億7,700万円(前年同期比8.5%増)、営業利益658億700万円(同9.4%増)。請負・分譲で売上高が2,956億円(前年同期比172億円増)。中間期末の賃貸管理戸数は69万1,638戸、入居率は95.6%(同0.5ポイント低下)。
このほか、マンション事業は(株)コスモスイニシアが連結対象から外れたことで、売上高1,328億7,300万円(同39.0%減)、営業利益135億8,500万円(同18.6%減)となった。商業施設事業は売上高6,136億3,000万円(同5.4%増)、営業利益786億円(同9.4%増)。事業施設事業は7,177億6,700万円(同11.6%増)、営業利益836億9,000万円(同46.1%増)。
通期業績に関しては、売上高5兆3,700億円、営業利益4,400億円、経常利益4,100億円、当期純利益2,670億円を見込む。