伊藤忠都市開発（株）は、定期借地権付き分譲マンション「クレヴィア新川崎」（川崎市幸区、総戸数74戸）の1期販売を12月上旬にも開始する。2駅利用可、商店街近接の利便性に加え、ワイドスパンプランをメインとし、間取りの可変性を高めた「間取りのない家」をメニュープランでも用意するなど居住性を高めているのが特長。
同物件は、JR横須賀線「新川崎」駅徒歩9分、JR南武線「鹿島田」駅徒歩4分に立地。約2,270平方メートルの敷地は駐車場・アパート跡地で、東側・北側の2方接道。「鹿島田」駅から延びる商店街へ徒歩1分。期間72年の定期借地権付きで分譲する。
建物は鉄筋コンクリート造6階建てで、ZEH-M Oriented仕様。住戸は、2LDK～4LDK、専有面積約53～78平方メートル。住戸プランは17で、7,000mm以上のワイドスパン住戸が過半。南向き、東向き、西向きがそれぞれ5スパン。東向き3スパン・15戸は玄関横にボイドを設置したほか、可動収納とウォールドアを組み合わせ空間を可変する「間取りのない家」を1スパン設定し、2タイプのメニュープランとしても用意している。
二重床二重天井、天井高は2,450mm。リビング床暖房、食洗器、ディスポーザー、フィオレストーンキッチン天板、空調・家電などをスマートフォンで操作できるIoT設備などが標準。LDKの天井に伊藤忠グループの大建工業（株）が開発した調湿・消臭・吸音効果のある天井材を採用。キッチンでの家事音等を抑え、テレビの音や声を聞きやすくする。マンション全戸への一斉採用は初めて。また、居住者向けに生活備品のシェアリングサービスも導入する。
今年7月にホームページをオープンし、これまでのエントリー数は800件超。9月21日からモデルルームをオープンし、160組超が来場している。反響の3分の2が、地元幸区と隣接する中原区在住者で、その他も南武線・横須賀線沿線の横浜市・川崎市在住者。1期は20戸前後を供給する予定。販売価格は未定だが、坪単価は300万円台後半、400万円は切る見込み。
竣工は2026年2月予定。
