京阪電鉄不動産(株)は26日、京阪グループの宇治保養所「喜撰閣」(京都府宇治市)をリノベーションし、ボーダレスハウス(株)(東京都台東区、代表取締役:李 成一氏)運営の国際交流に特化したコンセプト型シェアハウス「BORDERLESS HOUSE京都宇治1」(京都府宇治市、総部屋数15部屋)として開業すると発表した。開業は2025年1月14日。
「喜撰閣」は、約60年超にわたりグループ社員に利用されてきたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、20年4月より休業していた。
ボーダレスハウスの「BORDERLESS HOUSE」は、08年に運営を開始。外国籍と日本国籍の比率を物件ごとに5対5と偏りのないようにするなど、カルチャーミックスを重視。国籍が異なる人との共同生活を通じて多様な価値観と相互理解を育む、国際交流に特化したシェア型賃貸住宅としている。現在、東京・関西・韓国・台湾で計78棟・1,132室を展開しており、累積入居者数は1万7,000人以上、123ヵ国の国籍の人が利用している。
「BORDERLESS HOUSE京都宇治1」は、京阪電車「宇治」駅徒歩5分に立地。建物は、鉄筋コンクリート造3階建て、木造在来工法2階建て。全室和室。日本庭園や吹き抜けの茶の間スペースなどを設ける。
賃料は、1室当たり5万7,000~6万1,000円。最多賃料帯は5万8,000円。