不動産ニュース / 開発・分譲

2024/12/9

レーベンHB、加須で自社最大の平屋戸建住宅地

「レーベンプラッツ加須はなさき公園」
リビングは最大天井高4,400mm。20畳以上が確保されている

 MIRARTHホールディングス(株)グループで戸建分譲事業等を手掛ける(株)レーベンホームビルドが開発を進めている戸建住宅地「レーベンプラッツ加須はなさき公園」(埼玉県加須市、総戸数41戸)が順調に販売を進めている。同社最大となる全戸平屋の戸建分譲地。ゆとりある敷地と建物、設備仕様の充実から、3ヵ月間で供給した25戸中13戸が販売済み。

 同物件は、東武伊勢崎線「花崎」駅徒歩7~9分に立地。建設地は市街化調整区域だが、市街化区域に隣接することから宅地開発許可が受けられた。もともと、川口土木建築工業(株)が造成済みの状態で取得。レーベンホームビルドに協業を提案してきた。同社が建物売主、川口土木が土地売主(一部除く)となる。

 敷地面積は約302~305平方メートル。建物は木造軸組+パネル工法平屋建て。4LDK、延床面積は約100~110平方メートル。全体竣工は2025年8月予定。市の条例により、住宅の敷地面積が最低300平方メートルと定められている。この敷地のゆとりを活用して、全戸を平屋住宅としながら、延床面積も100平方メートル以上を確保したのが特長。街区道路は幅5.5~6.4m。

 22年に分譲した平屋住宅地「レーベンプラッツ南栗橋」(埼玉県久喜市、総戸数16戸)の商品企画を発展拡大させ、全戸異なる間取りとしている。モデルルームは、エントランス前は庇を設けたポーチとし、リビング前にも庇やウッドデッキを設け、アウトドアリビングとして利用できるようにした。玄関には土間、リビング天井高は4,400mmを確保。アイランドキッチン、タッチレス水栓、食洗器、活水器、LD床暖房、Low-Eガラス、EV充電器などが標準。各戸、主寝室は8~10畳、リビングは20畳以上を確保。駐車場は3台分。建物前面を中心に天然芝敷きの外構を施した。

 また、外部への貸し出しなど、住戸とは独立して使用できる部屋を設けた「CUBEプラン」を1戸設定。6.2畳の洋室に独立したポーチ、玄関、トイレが備わり、居室との間は鍵付き扉で仕切られる。24年のグッドデザイン賞を受賞している。

 今年9月から販売を開始しており、毎週30組前後が来場している。販売価格は4,000万台~4,600万円台。購入者は加須市を中心とした埼玉県在住者が中心で、一部都内在住者も。30歳代のファミリー、プレファミリーに加え、50~60歳代のユーザーが、子供の独立、身体が動かなくなる老後を踏まえ、平屋を理由に購入しているという。

 6日には、ミラースグループ社員40名が参加した見学会が行なわれた。見学会の冒頭挨拶したレーベンホームビルド代表取締役の有田卓二氏は「当社のモノづくりのノウハウをグループで共有し、皆さんの意見をいただくことで、さらに良い商品づくりを目指したい」と抱負を述べた。

「CUBEプラン」住戸。写真右側の玄関とは別に玄関と入口が設けられた部屋を用意(写真左側)。多目的に使える
「(成功を収めた平屋戸建て住宅地の)『レーベンプラッツ南栗橋』の商品企画をさらにブラッシュアップした」と語る、レーベンホームビルドの有田社長

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市街化調整区域

都市計画によって定められた、市街化を抑制すべき区域をいう。一定の都市計画区域について、都道府県知事が区域区分を決定することによって定まる。

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