(株)サンケイビルは12日、物流施設の再生事業を開始すると発表。同事業の新ブランド「SANKEILOGI plus(サンケイロジプラス)」を立ち上げた。
同社は2022年3月に竣工した「SANKEILOGI柏の葉」(千葉県柏市)以降、物流施設開発を展開。今回、新築にとどまらず、築年数を経た既存の物流施設を同社が取得し、リニューアル工事を実施して賃貸用の物流施設として再生する事業をスタートすることとした。
リニューアル工事による既存施設の機能向上や新たな設備等によって、倉庫としての機能をアップすることだけでなく、災害時の持続可能性や働きやすさを追求していく。
初弾プロジェクト「SANKEILOGl plus川越」(埼玉県川越市)が24年10月に竣工。前の所有者がチルド設備を備えた配送拠点として使っていた倉庫を同社が取得。自家用倉庫として使用していた施設だったが、倉庫業の営業倉庫登録に必要なスペックを整えたほか、共用部の内装を一新して働く人の快適さをアップ。有効天高や耐荷重のサインを新設することで、使いやすい倉庫とした。
「川越」は首都高速埼玉大宮線「与野」ICまで約14km、圏央道「川島」ICまで約8.8km。東武東上線「川越」駅約6.8kmに立地。敷地面積は約5,704平方メートル、鉄骨造一部鉄筋コンクリート造2階建て。延床面積は約4,393平方メートル。
12月から合通ホールディングス(株)の専用施設として開業している。