(株)毎日コムネットは24日、2025年5月期第2四半期決算説明会を開催。同社代表取締役社長の小野田 博幸氏が、通期計画、部門別トピックス等について説明した。当期(24年6月1日~11月30日)決算数値は、1月14日のニュースを参照。
通期計画について、主力の不動産ソリューション事業(不動産デベロップメント部門)では、物件売却3件、新規オープン7棟・423戸、総管理戸数は1万2,469戸となる予定。不動産マネジメント部門は、「引き続き需要は堅調。入居者募集と管理業務のDXを推進していく」とし、「4月満室に向け成約進捗は順調に推移している」と説明。エネルギーマネジメント部門は、「前期に発生した送電ケーブル盗難被害により2ヵ所の発電がストップするも、現在はフル稼働を再開している」とした。
学生生活ソリューション事業(課外活動ソリューション部門)では、「売上高回復傾向の一方、バス原価高騰が売上総利益の伸びに影響している」としながらも、売上高はコロナ前水準の85%程度を見込む。人材ソリューション部門については、「企業の採用意欲は旺盛。採用広報分野の伸びに期待したい」としている。
また、「環境に配慮した省エネルギー物件の開発を推進する。特に自社開発物件については、BELSによる『ZEH-M Oriented』仕様とする」と言及。SDGsへの取り組みについても触れ、「若手社員が主体となり、学生や地域行政と共に実施した清掃活動が認められ、“JATA((一社)日本旅行業協会)SDGsアワード”の表彰を受けた。社会的に意義のある活動であるとともに、人材育成にもつながるSDGsの取り組みを今後も継続していく」と述べた。
通期の業績については、利益項目で過去最高益更新を計画。売上高220億3,000万円、営業利益24億1,000万円、経常利益22億7,000万円、当期純利益15億2,000万円を見込む。