不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/1/30

首都圏の新築戸建て価格、5ヵ月連続で上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社ネットワークにおける2024年12月の首都圏新築戸建ておよび中古(既存)マンションの登録価格データを公表した。同社の不動産情報サイトで消費者向けに登録・公開された物件の1戸当たりの売り希望価格を、東京都(23区および都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部/他)の8エリアで集計した。

 新築戸建ての平均価格は4,629万円(前月比0.7%上昇)と、5ヵ月連続で上昇した。エリア別では、東京23区7,193万円(同1.8%上昇)、東京都下4,832万円(同0.7%上昇)、横浜市・川崎市5,275万円(同0.1%下落)、神奈川県他4,169万円(同1.7%上昇)、さいたま市4,291万円(同0.3%上昇)、埼玉県他3,665万円(同0.3%上昇)、千葉県西部4,252万円(同0.1%下落)、千葉県他3,232万円(同0.5%上昇)となった。

 エリア別では、さいたま市が15ヵ月連続で前年同月を下回った一方、前年同月割れが続いていた埼玉県他が横ばいに。また、千葉県他は12ヵ月ぶりに前年同月を上回った。東京都(23区/都下)、神奈川県他の3エリアは17年1月以降最高額を更新。中でも東京23区では1億円以上の物件の占める割合が10.9%と1割を超えている。

 中古(既存)マンションの平均価格は4,200万円(同1.8%上昇)と、5ヵ月連続で上昇した。エリア別では、東京23区6,062万円(同2.1%上昇)、東京都下3,279万円(同1.8%上昇)、横浜市・川崎市3,542万円(同2.0%上昇)、神奈川県他2,657万円(同0.8%上昇)、さいたま市3,302万円(同1.2%上昇)、埼玉県他2,466万円(同0.6%上昇)、千葉県西部2,809万円(同0.1%上昇)、千葉県他2,054万円(同0.8%下落)となった。

 エリア別では、東京都(23区/都下)と神奈川県(横浜市・川崎市/他)が、いずれも17年1月以降最高額を更新。一方、埼玉県(さいたま市/他)と千葉県西部では前年同月割れが12ヵ月以上に続き、千葉県他では横ばいとなるなど好不調が分かれる結果となった。なお、東京23区は直近5ヵ月の前月比がいずれも2%を超え、平均価格は初の6,000万円台となった。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。