不動産ニュース / 開発・分譲

2025/2/4

日本GLP、築30年超の施設をマルチテナント型に再開発

新たに建設する「GLP習志野II」の外観イメージ

 日本GLP(株)は「GLP習志野II」(千葉県習志野市)の再開発を決定。4日、起工式を挙行した。

 同施設は1991年にアパレル企業が自社利用を目的に建設した施設。2013年にGLP投資法人が取得した。京葉道路「花輪IC」から約5km、東関東自動車道「谷津船橋IC」から約4kmなど、3路線の高速道路に近接する物流適地に所在する。多額の修繕費の発生懸念や特定業態専用の仕様であることから収益力低下が懸念されており、汎用性の高い物流施設への建て替えを実施することで、収益力の最大化を図る。

 地上5階建て、マルチテナント型施設として建設する。延床面積は約13万平方メートルで、最大15社の入居が可能。各階アクセスが可能なダブルランプウェイを備える。特別高圧受電採用により2回線供給とし、マテハン設備等の電力消費の大きい設備導入にも対応予定。全館空調設備を導入し、1階にコンビニエンスストア、2階にはラウンジを整備するなど、就労環境の向上につなげる。
 環境にも配慮しCASBEE認証、ZEB認証を取得予定。

 竣工は26年12月。

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BTS型・マルチテナント型(物流施設の〜)

物流施設の種類は、その性格によって、大きくBTS型とマルチテナント型に分けることができる。(1)BTS型特定のテナントの要望に応じてオーダーメイドで建設され、賃貸される物流施設。

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2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。