
東急(株)がベトナム社会主義共和国で開発を進めてきた賃貸オフィスビル「The Nexus(ザ・ネクサス)」が、20日に全面開業した。
ベトナムの現地ディベロッパーである「R.C.REAL ESTATE DEVELOPMENT AND FINANCE CORPORATION」と共同で事業を進めてきたもの。同社としてはベトナムでは、初のオフィスビル賃貸事業となる。
ホーチミン市の中心部である1区内、2024年12月に開業したホーチミン都市鉄道1号線「バソン」駅徒歩3分に立地する。
建物は地上35階地下5階建て。延床面積は約4万2,800平方メートル、貸床面積は約3万1,000平方メートル。ホーチミン市で希少性が高いグレードA品質を備える。2~35階にはオフィス、1階ロビーにはカフェ、1階広場「Nexus Square」に面したレストランの他、19階にはフィットネスジムを設けた。
ベトナムのオフィスビルとして初めて、建物の環境性能と運営品質を評価する「WELL Core認証」を取得。BMSを通じた効率的なエネルギー管理などにも取り組み、LEED Gold認証、EDGE認証を取得している。
24年1月に入居を開始。すでにIT企業「SAP VIETNAM COMPANY LIMITED」や世界銀行グループの「International Finance Corporation」の他、三菱UFJ銀行やキーエンスベトナムといった日系企業が入居(一部入居予定)しており、9割以上の稼働率となっている。