
阪急阪神不動産(株)は20日、シンガポールで開発を進めてきた物流倉庫「36 Tuas Road」の竣工を発表した。シンガポールの不動産会社であるBoustead Projects Limitedおよび三井物産(株)の100%連結子会社であるMBK Real Estate Asia Pte.Ltd.との共同開発。
世界最大級の港として開発が進められているトゥアス港があり、官庁・企業・商業施設などが集中するCBD(Central Business District)へのアクセスも容易なトゥアス地区に立地。敷地面積は約2万9,900平方メートル、地上5階建て、賃貸面積は約5万6,700平方メートル。2月11日に竣工した。
断熱性能の高い外壁仕様とし、太陽光発電システム、高効率な換気システムや空調設備を導入するなど、環境に配慮。シンガポールの行政機関であるBCA(建築建設調)が認定するグリーンビルディング認証制度であるBCAグリーンマーク2021の最高ランクであるプラチナ認証と、5つのサステナビリティセクションでそれぞれバッジを取得した。物流施設で5つのバッジを取得した物流施設は、同国では初。